福祉関連情報
千書房のロゴです


 

[1]あなた自身の未知の力へチャレンジ!

/ フットルースは、障害者と健常者の対等な関係の構築をめざして、交換プログラムを行っています。

1996年、1997年、1999年と、アメリカ・オレゴン州ユージーン市にあるMobility International USA(略称MIUSA・マユサ)=モビリティインタナショナル・アメリカ主催の障害者交換プログラムに参加しました。このプログラムは、障害にかかわる様々な分野でのリーダーシップ養成を目的とするもので、参加資格は障害の有無を問いません。内容は、オレゴン州における人権概念の伸張と確立の歴史、差別を禁止する「障害をもつアメリカ人法」(ADA)成立の過程、障害者と健常者のコラボレーション(共同作業)の意義などについてのレクチャー、川下りや乗馬などの野外活動、障害があってもなくても一緒に楽しめるゲーム、ホームステイなどです。(96年の交換プログラムについては、当社から報告集が発行されています。「楽しくパワフルに」)

96年の参加者を中心に、日本で同様の活動を行うことを目指して、フットルースが結成されたのが97年2月です。9月には2度目の渡米で交換プログラムに参加しました。参加者は朝日や読売などが記事を載せてくれたので、日本全国から集まりました。97年の参加者からもフットルースに加わる人が出て、月1回の例会を開くなど、活動が活発になってきています。98年11月には、交換プログラムを日本でも開いて、アメリカから参加者を呼びました。99年9月には3度目の渡米で交換プログラムに参加しました。2000年はアメリカから3人の障害児教育関係者を迎え、障害者と健常者の共学(インクルージョン)について交換プログラムをもちました。2001年9月は4度目の渡米ですが、フットルース主催の交換プログラムも含めて行われる予定です。将来は、ヨーロッパやアジアの人々とも交換プログラムをしようと夢をふくらませています。

報告集のタイトルのように「楽しくパワフルな」交換プログラム。障害のある人もない人も元気いっぱいになります。それぞれに、自分の中の自分も知らなかった力に気づかされるからなのです。あなたもいかが?

問い合わせ先
「障害者国際交換プログラム・フットルース」(代表:青海恵子・せいかいけいこ)
〒222-0011 神奈川県横浜市港北区菊名5-1-43 菊名KSマンション301
TEL:045-430-4530 FAX:045-430-4533
e−mail info@footloose.jp


[2]学校の中で孤立しそうになっている、あるいは地域の学校に入れないで困っている、障害をもつ子あるいは親御さんへ

/ 「障害児を普通学校へ全国連絡会」では、なんらかの障害をもつ子ともたない子が、自分の住む地域社会の普通学校において、ともに学び、ともに遊ぶ環境づくりを目指しています。人間社会では、いろいろな人がいて当たり前です。どういう人とも友だちになり、さまざまな関係をつくっていくことを、子どものうちから学んでいくことが、一人ひとりが人間としての誇りをもって生きていくことの支えとなるのではないでしょうか。

残念ながら、我が国の文部行政は、世界で大きな流れとなっている、どの子もできる限りいっしょに学ぶという共学(インクルージョン)を原則とすることを、かたくなに拒否しています。その結果、障害をもつ子の3人に1人が、自分の住む地域の普通学校へ入れず、遠くの養護学校、盲学校、聾学校へ通わされています。それなのに、文部科学省はそれをインクルージョンであるかのように称しているのが、日本の現実です。

しかし、ともに生きたいという人々の願いをいつまでも抑えられるものではありません。最近では、文部科学省や教育委員会の「指導」にもかかわらず、普通学校の普通学級で学ぶ障害をもつ子が少しずつですが増えてきています。もちろん、「お上の意向」に逆らっているわけですから、親子はさまざまな困難に直面しています。「障害児を普通学校へ全国連絡会」は、これらの困難をともに克服するために、親・教師・障害者・支援者の有志が、1981年に結成したもので、さまざまな支援や相談活動を行っています。

学校の中で孤立しそうになっている、あるいは地域の学校に入れないで困っている親子は、一人でかかえこまずに、ぜひ「障害児を普通学校へ全国連絡会」にご連絡下さい。

相談のお申し込みは、次のところへどうぞ。
「障害児を普通学校へ全国連絡会」(世話人代表:徳田茂 事務局長:片桐健司)
〒157−0062東京都世田谷区南烏山6−8−7 楽多ビル3F
電 話 03−5313−7832
FAX 03−5313−8052

[3]自立体験ルームを利用者、介助者を募集しています。

/ 「アーテム企画」は、障害のある人の地域生活を支援するための活動をしています。

特に、いまは知的障害をもつ人の自立を促進する試みを行っています。品川区の商店街と住宅地が一緒になった地域で、一戸建てを借りて、その中の二部屋を将来の自立に備えた「自立体験ルーム」としています。日中は仕事や地域活動をして、夕方帰ってきて買い物をし、食事を作り、お風呂に入りながら洗濯をすまし、翌朝、朝食を食べて出かけます。現在ここを利用している人は、ほとんどの過程を自分でこなしますが、誰かが介助者として見守り、時には口も手も出す必要があります。

しかし、どの程度そうしなければいけないのか、そもそも知的障害があるということはどういうことなのか、そして自立とは何かは、一緒にこの過程を踏むことでしか、知的障害をもたない人にも分かりません。そういう意味では、「自立を体験する」ということは、一方的に何か教えたり訓練したりすることではありません。「ともに学ぶ」という姿勢がここでも求められています。

ここで自立体験ルームを利用したいと思う人、介助してもいいなと思う人は、ぜひご連絡下さい。どちらも、特に資格とかは必要ありません。ただし、利用者には利用料の負担があります。毎月第1・第3火曜日午後7:00から9:00頃までお茶とお菓子で語り合うティーパーティを開いています。どなたでも参加できますので、是非おいで下さい。(会費200円)

詳しくは:
「アーテム企画」(代表:志子田悦郎・しこたえつろう)
〒140−0014東京都品川区5−4−17
電話&FAX 03−5709−1962