雨上がり
いくつもの水たまりが
街の灯りを映し出す
通りには人もまばらで
季節はまだあたたかい
手をつないで歩きたいな
うん、できればね
そういってたたずんだ
赤の記憶――
行きついた場末のカラオケバー
何を歌ったか覚えちゃいない
何をしゃべったか覚えちゃいない
ただ、松葉杖じゃ床がすべってあぶなくて
肩を寄せて歩いた僕らに
何の未来もないって、だけは覚えてる
--- 見たいページをお選びください。 --- 新刊図書のご案内 既刊図書のご案内 血液循環療法の扉 福祉関連情報 購入お申し込み 感想文 リンク集 会社案内